« 目をつぶると | メイン | 逆流する »

肉体の一点から

肉体の一点から詩が入ってきて、私は誕生した。色は真紅とでもいっておこう。獣眼が覗きこむ修羅。私は通行されるものである。産道から歩きだして、全く途方もない宇宙の駅に立ったものだ。
太陽は赤道植物園に堕落した。「白人の裸体」という種族が住んでいる、獣眼のもっとも淀んだ場所で、産婆が洗面器を洗っていた。

宇宙駅から北方へむかって/吉増剛造

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年03月11日 02:22に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「目をつぶると」です。

次の投稿は「逆流する」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34